日本一時帰国中の自分メンテ②財務編

海外に住んでいる日本人のほとんどが、日本円を銀行で持っているかと思います。
ネットバンキングが当たり前になった今、ネットで振り込み等色々できて便利ですよね。
でも、今日本に一時帰国して、日本が何かと海外移住者を排除している雰囲気がしてなりません。グローバル化の時代に逆行している気がします。

マイナンバーも、海外居住者には配布されず、日本に帰ってきてから住民票を入れて初めて発行されます。これ、マイナンバーがないと、自分の口座から自分の口座宛てでも振り込みができません。一時帰国してなかったら、どうしろ、というのでしょうね。海外に住んでいる人はもう日本人じゃない的な気さえしてきます。

この夏から、東京三菱UFJも三井住友銀行もワンタイムパスがないと、ネットバンクで振り込みができなくなりました。そのパスの発行も、日本に住所がないといけないとか、電話番号も日本じゃないといけないとか、海外用は別途手続きが必要だけどもそのときに日本にいないといけないなど、今海外にいる人はどうしたらいいんですかあ!!!ワンタイムパスも、海外での利用はできませんとのこと。まあ、実際技術的にはできると思うので、無視して海外で利用しますがね。

イギリスだったら、少額でも友達に振り込んでおくよー、という感じでスマホで払ったり、ほとんどすべてのお店でカードも使えますが、日本に一時帰国しているときは、十分に現金をもってないと、いまだに何かと不便。そしてATMを探して右往左往する。さらに時間外の手数料とか取られるし。

海外に住む者として、日本に家族等サポートしてくれる人がいればなんとかやっていけたりしていますが、いなければ、私だったらもう日本人をやめてしまおうかと思ったりするくらい、不便です。外国人を受け入れやすくしたりする制度の前に、日本人であることをやめてしまいたくなる日本人が少なからずいるのではないか、と思う今日このごろです。
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日本一時帰国中の自分メンテ①

ロンドンから帰国して、オーストラリアへ再度出国するまでに約2カ月。
現在日本で、自分メンテ中です。
2カ月もの間、どうしよう、バイトとかしないと暇になるかなー、近所のおしゃれな英国カフェでバイトしたい、なんて思っていたけれど、とんでもない!バイトなんてする暇なんてなかったです。というのも、この2カ月は、自分メンテの期間だから。

まず、現在、神戸にある有名某皮膚科にて、シミ、イボ、ホクロを取りました。
この皮膚科は、神戸では有名で、安くて綺麗に治るらしいのですが、医者がくせ者で、ごちゃごちゃ言うと怒られるので、発言は最小限にしないといけません。友達の知り合いは、ごちゃごちゃ言って、先生を怒らせ、二度目は見てくれなかったとか。

私がとったのは、顔のシミ2か所、顔のイボ1か所、首の老人性イボ41か所(こんなに首にあったとは!)を、レーザーにて。
そして、背中の大きなホクロ(といっても約1センチの飛び出ているほくろ)を、切除手術にて。
36歳、色々とメンテが必要です。高校時代の友達たちに聞くと、結構みんなしてる!知らないうちにひそかにみんなメンテしてるんですね。どうりで、みんなシミないと思ったわ。

背中のホクロ切除は、麻酔テープを手術2時間前に貼り(表面の麻酔の為)、その後、ホクロの周りに麻酔注射を打たれて、約8針縫われました。一週間後の抜糸まで結構痛かった。抜糸後は、テープを3カ月張り続けるようにとのこと。3カ月って長い!!でも、美しくなるため、耐えよう。

顔のシミは、レーザーした直後、真っ黒になって、顔のテープを毎日張り替える。2週間、オロオロするほど、もとあったシミより黒いじゃん!と思っていたら、ちょうど2週間後に、ぽろっと皮がとれて、真っ白な綺麗な肌になりました!この2週間、忍耐強く、テープを張り続けて、自分ではがしたりせず、待ち続けるのがコツだそう。待てずに色々勝手にすると、跡になります。そして、晴れてテープをはがしていいかとおもいきや、2週間後、「はい、じゃああと10日テープしておいてください」。ええー。この顔のテープで、関西の見知らぬおばちゃんに、大声で「あんた、どないしたん?」って言われるし(言われるだけでなく、指さされる)、外歩くのいややー。でも、これも美しくなる為、耐えよう。

最後に首のイボは、10個くらいかな、と思っていたら、なんと41個。「先生、首のあたりが気になって、、、」と言ったとたんに、隣の診察室に誘導され、バシバシっと有無を言わさず41個取られました。いいんですけど、全部一気にとってくれるのは。1つずつテープが張れないので、なんとガーゼを首にグルグル巻きに。最初は、施術部分の首半分をガーゼをテープで止めていたら、テープでかぶれてしまったので、結局首全体をグルグル巻きにしてミイラ状態。これ、2週間つづけます。外に行くときは、くそ暑いのに、スカーフを巻いてでかけます。これも美しくなる為、耐えよう。

これらのメンテをしても、紫外線にあたったら、また出てきます。紫外線の強いブリスベン、どないしよ。。。
実際、オーストラリアでは、皮膚癌が多く報告されているようです。日本人は気を付けるからあまりならないかもしれませんが。
これから、アラフォー、ブリスベンにて紫外線との戦いが始まります!いやー、厳しい戦いになりそうだ。

日本一時帰国

日本に10日ほど一時帰国をしてきました。梅雨にも関わらず、ほとんど晴れ!そして暑い!ジメッとしていてすずしいロンドンから来ると、晴れていて暑いのがパラダイスに感じます!(これが数日だから楽しめる)。約半年振りの日本は、やっぱりいいですね!毎回一時帰国するたびに、だんだんと自分が「ガイジン」化しているような気がしています。お店の「いらっしゃいませぇ~」に驚いたり、電機屋の明るい照明とものすごい量の製品にワクワクしたり。あと、女性がかわいいことといったら。アナウンサーを含めてテレビに出ている女性は全員子供みたいだし、町ゆく人々もかわいい服装で、お洋服屋の種類も豊富。イギリスもファッションの国として、一応色々ありますが、おおざっぱな感じ。みんな小さくて細い。(私もそうですが。)巨体の黒人おばちゃんなんてぜんぜん見かけない。というか、ガイジンがほとんどいない(東京は少しいるけど)ので「アジアにきたどー」と感じられる。
よく、「日本に帰って何が一番食べたいですか?」という質問をされるので、今回の私が食べたい物リストにのせたものを紹介しましょう。ちなみに完全制覇して大満足。
自家製たこやき、自家製餃子、焼肉とステーキ(薄くて柔らかい霜降りの肉が特に!)、白ご飯!レンコンとこんにゃくのきんぴら、すき焼き、551の肉まん、タイの塩焼き、もずく、しらすと大根、とんかつ、おいしいフルーツジェリー、コンビニおにぎり、かぼちゃの煮物、辛子明太子、メロンパン、明太子フランス、カレーパン、蒸しパン、ビタミンCの入ったジュース、繊細な味のケーキ、手巻き寿司、うどん、ちゃんぽん、ラーメン、たこわさび、から揚げ、ししゃも、出し巻き卵、お茶(日本の軟水からできたお茶がやっぱりおいしい)、茶碗蒸し、イカフライやおせんべいやお饅頭などのお菓子、焼き鳥、シュウマイ、酢の物、抹茶味のスイーツ。
ああ、日本のおいしいものパラダイスを考えていたら、また帰国したくなってきました。ロンドンにもどって、またサンドウィッチと変な麺類とケバブ(ラップのようなやつ)の生活が始まり、すでに食欲がぜんぜんわきません。。。もうすこし自分で手間かけた料理をすればいいのですがね。。。肉と野菜の炒め物か、サーモンを焼くか、パスタのローテーションになっています。

日本では城崎温泉に行ってきました。同じ兵庫県なのに(パディ氏は実は兵庫なんです)、なかなか行く機会がなく、やっと行けました。中学生くらいのときに、志賀直哉の「城の崎にて」を読んで感銘を受け、それからずっとずっと城崎がどんなところなんだろうと気になっていたのです。城崎にてのあらすじをもう忘れてしまっていたので、もう一度読んでみました。短編なので8ページくらい。志賀直哉は山手線に後ろから跳ねられ、療養のために城崎に来た。(東京から兵庫ってかなり遠いと思うのだけど。)そこで三木屋に泊まって、川まで散歩していると、イモリがいて、驚かそうと石を投げたら、たまたまイモリにあたって死んでしまった。電車に跳ねられたけど命拾いした自分と、何の予告もなく突然として死んでしまったイモリ。生と死は両極なものではないんじゃないか、と思う志賀直哉であった。
城崎は暑い!うだるような暑さの平日に観光客はほとんどいない。城崎駅に到着したのは私の他に、フィリピン人っぽいカップルだけだった。小さな町は地図なんてなくていいだろうと思ったけれど、地図がなかったら、小さすぎて見所を通り過ぎてしまうところだった。ここは数々の文豪たちが訪れたので、沢山の文学碑がある。駅の前にさっそく島崎藤村の碑があった。それから城崎文芸館に立ち寄る。ここでは志賀先生の碑もある。白樺派の本や志賀先生の直筆原稿など。先生も字が汚い。私と同じだ!笑。
japan+032_convert_20130624011539.jpg志賀先生の碑
japan+035_convert_20130624012325.jpg御所の湯


「城の崎にて」にも登場する一の湯を横目に見つつ、「美人の湯、良縁の湯」である「御所の湯」へ。まったくといっていいほど温泉のにおいがしない露天風呂だったけれども、かなり久しぶりの温泉!(イギリスのバース以来?)露天なので太陽の日差しがきつい。やっぱり冬の夜が温泉に最適な時期なんでしょうね、夏の昼じゃなくて。。。そして、志賀先生が滞在したという三木屋(改修工事中)を外から眺めて暑いのでアイスクリームを食べる。ゆっくり街歩きをしつつ、お腹がすいてきたけれども、閉まっている店が多く(「3時ごろ戻ります」という張り紙があったりするのが田舎っぽくていい)、結局、食堂という名前の食堂にてざるうどんを食べる。レトロな雰囲気が残る城崎は、なかなか良かった。
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今回は東京にも少しよってきました。東京駅も綺麗になっていて、銀座、渋谷、表参道そしてスカイツリー!バリバリの観光客として観光してきましたよ。やっぱり日本は住んでなかったら楽しい!笑。

ただいま戻りました

いつもパディントン氏のロンドン日記を応援してくださっている皆様、お待たせしました。
新しいパソコンを日本から持ってきました。
photo+(2)_convert_20121211045251.jpg帰国すると、大家さんが新しいレースとカーテンを用意してくれてました。

約10日ほど休暇をとり、日本に一時帰国してきました。最大の目的は、簿記検定3級と2級の受験。まだ結果はでていませんが、2級はさすがに難しかったです。2級はまた来年受験しようかな。。。でも、独学でここまでよく勉強できたなあ、と思いました。この簿記の知識をどれだけ仕事に役立てて、2月までにどれくらい自分のパフォーマンスを上げるかが私自身の課題です。

日本への旅路はトラブル続きでした。朝早くにロンドン→フランクフルトの便が欠航になり、振り替え便に乗るため朝5時に出発。ヒースロー空港までの特急電車が途中で故障し、バスを探して乗った。一緒に乗り合わせたおばちゃんが「こんなこと今までに一度もなかった」とぼやいていた。出発15分前で急いでいるのに、空港で新しい検査機械を試され全身スキャンをされ、ギリギリに着いたらその便は遅延し、乗り継ぎ時間が40分くらいになったので、スタッフに相談したら「フランクフルトの乗り継ぎはわかりやすいから走れ。あと1人日本人いるから、探してその人についていけば大丈夫」とのこと。機内で隣に座ったエストニア人のタンネルという兄ちゃんが飛行中ずっとおしゃべりをし、エストニアのおかしももらった。飛行機はフランクフルトに結局大幅に遅れ、乗り継ぎ時間なんと15分。タンネルとダッシュしたが、途中で彼を見失い、そのままサヨナラ。フランクの空港でもやれ靴を脱げだの検査にひっかかり、そのまま裸足で猛ダッシュ。周りからがんばれの声援をもらう。5分おくれて到着したが、奇跡的に飛行機が待ってくれていた。私が機内に入ると、アテンダントが水をくれ、「よく走ったね」といってくれた。もう一人の日本人はどうやら間に合わなかったようだ。フランク→関空のルフトハンザは一日1便。機内で自分の座席をみると女子高生が座っていたので、近くの適当な席に落ち着く。トラブルはまだあった。シベリア上空にて、後ろの席の女性が私の隣にいた女子高生のうえに倒れ、意識不明になって、青く固まった。。本当に死んだんじゃないかとこわくて、女子高生も声も出なかった。何があったのか事態を把握するまでしばらくかかったけれど、勇気をだして「もしもーし、聞こえますか?」といってみたけれども反応はない。すぐにCAが後方にひきずって連れていき、応急処置をしていた。倒れた女性の連れは眠っていたのですぐに起こし、周りの座席の人たちと、大丈夫かと心配をした。ここで隣になった日本人のおじさんがスペイン語学科出身とのことで、ラテンアメリカの話に花が咲き、結局5,6時間はおしゃべりしたと思う。倒れた女性はしばらくして意識を取り戻し、なんとか無事に関空着。日本語会話が久しぶりなのに、関空の係員はコテコテの大阪弁で、何を言っているのかわからず、衝撃が大きかった。入国審査でも「この書類はこことちゃうんちゃいますか?」といわれ、「は?もう一度お願いします。」という状態だった。荷物は当然乗り継ぎに間に合わなかったけれども、日本のすばらしいサービスで翌日には家に配達してくれた。

兵庫県の実家に戻り、1週間で長い長い食べたいものリストを制覇しました。(すき焼き、やわらかいステーキ、手巻き寿司、しらすと大根、カレーうどん、鍋、ちゃんぽん、茶碗蒸し、れんこんとこんにゃくのきんぴら、等々)やっぱり日本は食事が最高です!!こんなにも色々な種類の食べ物があふれていて、パラダイスです!

京都に行って紅葉も見ました。本当に日本は四季がきれいだなあ、と思います。ロンドンでも秋には紅葉して葉っぱも落ちますが、京都のような紅葉はないですね。
test_convert_20121211050235.jpg嵐山(常寂光寺)のもみじ。
嵐山で、おいしいゆで卵をたべました。ああ、もっと食べたい~。

一時帰国で逆カルチャーショックを受けたこと。
1. 和式トイレ:和式トイレの存在を忘れていて、空港にてみて仰天した。ああ、こういうのまだあったよね。。。日本ってやっぱアジアだ!笑
2. 便座やテーブルなどが低い:洋式トイレも便座が低いので、便器にはまりそうになった。小人の世界に来た感覚
3. いらっしゃいませ:お店で「いらっしゃいませー」といわれ、びくっとした。一人だけではなく、一斉に言われると、怖いものがある。
4. 日本の町並みと人々:乱雑な町並みと同じような人々が行き来している風景に目がなじむまで、なんだかずいぶんと違う国に来た気がした。
5. すばらしいサービスと商品開発:なんだかどんどんと新しい商品がでて、しかもサービスがすばらしい。これは本当に日本のすごいことだと思う。
6. 大阪ショック:天王寺にて「えーらいこっちゃな~」と普通に話しているオヤジさんがいた。そして知らない人でも話しかけてくる。やっぱ大阪ってすごいなあ、と関心した。

日本もロンドンも、良いところ、悪いところどちらもありますが、どちらの国にいても、やっぱり日本人に生まれてよかったなあ、とつくづく思います。

日本に一時帰国するの巻 後編

ずいぶんと時間が経ってしまいましたが、日本に一時帰国したときの後編です。

イギリスにいると、なんだか無性にコテコテ日本的なものがなつかしくなるもので、京都に行ってきました。
NHKの番組「猫のしっぽカエルの手」という番組で少し前から日本のおば様達に大人気のベニシアさんの住んでいる、京都大原を訪れることにしました。
ベニシアさんという60歳くらいのその人は、イギリス人の名家の生まれで、実家の豪邸ケドルストンホールは現在ナショナルトラストが管理している。でも、そんな世界に疑問を感じたベニシアさんは19歳のときにインドに行き、今は大原に落ち着いて、日本人山岳写真家と結婚し、イケメン息子がいる。ベニシアさんの人気はおそらく、波乱万丈そうな人生とは裏腹に静かに大原でハーブを育てたり、古民家に住んで手作りの生活をしているところだと思う。番組ではベニシアさんの作った暖かい詩を彼女のものすごく上品で綺麗なイギリス英語で朗読するところがすごく好きだ。イギリスはなんといってもやっぱり階級社会、ブリティッシュイングリッシュといえどもやっぱり話し方で上流階級の人か、下流階級の人かわかる(英語がわからなくてもなんとなく音で。。。)。町のちょっとあぶなそうな人たちの英語はやっぱり汚い音がするけど、ベニシアさんの英語は心地よい音楽のように。ちなみにうちの大家さんは中流だけど丁寧なイギリス英語です。

大原は京都駅からバスで約1時間。町の中心の騒がしさから離れて、急にタイムスリップしたような田舎町。バス停に到着して、三千院まで少し歩く。平日の朝から観光客が何人かいるんだねえ。はっ。女性一人旅も。

♪京都 大原 三千院 恋につかれた 女がひとり~♪

それからも、連休明けとあって、観光客はほとんどいなかったが、一人旅女性をちらほら見かけた。私も一人旅は大丈夫な方なので、特に一人旅の女性を見ても何とも思わないけれども、この歌を考えると、恋につかれた女も癒してくれる大原なのだろう、と思う。

三千院への道では、頭に薪をのせた大原女人形がいたり、団子屋があったり、少しにぎわいが感じられた(一人女以外あまり人いないけど)。
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しば漬屋のおっちゃんが、「そっちも見ていき~」と言った脇道へちょっと入り(手書きの矢印が適当すぎた)、小川を渡ると不断桜があった。10月ごろから4月ごろまで冬でも咲き続ける桜。いくつかしかお花が開いていなかったけど、それでも厳しい寒さの中で咲き続けるであろう桜は本当に強い。「私もこうやって強く生きていこう」、と女一人は思うのだろう。その隣には、何やら変な籠が。説明によると、
「ビール、冷えたキュウリあります。お金をこの籠にいれて、ロープを引っ張って対岸のお店に渡してください。反応がないときは、大きな声で叫んでください。」(正確には覚えていないが、だいたいこういう内容だったと思う。)見ると、対岸には、さっきのしば漬のおっちゃんがまた他の観光客にこの隠れスポットを案内していた。
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三千院は、結構広かった。仏様や庭園を見ながら歩いていると、うん、やっぱり癒される。日本ってやっぱいいなあ。なんでこんなにシンプルで綺麗なんだろう。秋の紅葉や春の桜の時期だったらもっと綺麗だろうなあ。お腹がすいたので、近くの茶店でみたらしだんごと抹茶あんみつを食した。
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時間がまだあったので、寂光院まで足を伸ばした。寂光院まではコスモス畑を通り過ぎ、20分ほど歩く。どうやらあまり歩いている人はいなく、車で訪れる人が多いようだった。地元のお年寄りがゆっくりゆっくり歩いて、時間ものんびり過ぎてゆく。ベニシアさんはどこらへんに住んでいるのかなあ。こんなコスモス畑を散歩したりしてるのかなあ。寂光院は、594年に、聖徳太子が建立されたと伝えられる。それから壇ノ浦の戦いで平氏一門は滅亡したとき、平徳子(建礼門院)は生き残り、1185年に来てからここで安徳天皇を弔ったと言われている。女が静かに静かに生きていく様子がなんとなく伝わる。寂光院は小さいのですぐに拝観終わり。
またバス停に戻ると、さっきは気付かなかった張り紙が。

「禁煙」「禁煙」「禁煙」。おそらくバスを待っている間にたばこを吸う人が多いのだろう。バス停の目の前にはお店があるからきっとそのおっちゃんかおばちゃんが手書きで書いたと思われる。なつかしい朱色の墨汁で強調されている。そして実は大量にその張り紙がバス停に。その中で異彩を放っていた張り紙が。
「けむりはきらいでごじゃります」(墨汁で。そして全部ひらがな。。。そして汚い字)
ウケを狙ったのか、本気で書いているのか。。。うーん。パラダイスに近い。(説明しよう。パラダイスとは、探偵ナイトスクープを見たことがある方ならご存知の、まったく理解できないような個人の(だいたいへんなおっさん)が趣味でやっている、理解不能な手作り遊園地的な場所である。)

バスの時間まで1時間弱もあったので、近くの定食屋風なところに入ろうとすると、自動ドアが、ビユーンと開き、毛糸の帽子をかぶった90歳くらいのおばあちゃんが「どうぞ」とお出迎えしてくれた。ベニシアさんもここにきているのか聞くと、「よう来てはりますわ。ボン(息子)もくるしなあ、ボンはちぃちゃいときから、ヒジキが好きでなぁ」とのこと。このおばあちゃんに勧められるがままに湯豆腐セットひじき付を注文した。疲れた女一人はこのシンプルかつ栄養がありそうな定食を摂取すべし。

さて、帰りのバスのチケットを買うべく(路線バスなのにチケット売り場があった。)窓口へ行くと、漫才のオール阪神にそっくりな「おばちゃん」がチケットを売っていた。私が買おうとすると、よこから「おっさん」が割り込んできて、そのオール阪神おばちゃんに「おばちゃん、○○行きのバスってどこ?」と聞いたのだ。おばちゃんの顔がみるみるうちにひきつり、しばらく固まった。おばちゃんは「おっちゃんにおばちゃんってゆわれたくないわ。」と大声で言い、私に「な~」と同意を求めてきた。そうい言われても。。。明らかにおばちゃんなんですけど。。。そしておばちゃんは、「ごめん、動揺してお釣り間違えてもうたわ」。
説明しよう。「女性はいつまでたっても『おねえさん』なんです!!」特に大阪のおばちゃんは、「おねえさん」と言わないと振り向かないどころかキレます。あ、ここは京都だった。

そんなこんなで、京都大原の日帰り旅行が終わったのでした。
sanzenin.jpg三千院の緑がきれいな庭