エッセーを書く

さて、前期もそろそろ終盤に差し掛かってまいりましたが、まだまだエッセーがいくつか残っております。ここ2週間はこのエッセーに奮闘中。そのうち1つをご紹介します。あくまで私がとっている修士課程の話しなので、他の大学とか他の専攻だったら形式が違うかもしれません。

Cross-cultural management(異文化マネージメント)という科目:多国籍企業ではいろんな文化の人たちが一緒に働くので、それをどうやってマネージメントするのか、ということが中心。

まず、ケーススタディ(実際の企業を取り上げて調査した記録みたいな文献)が与えられるので、それを読む。そして、1つを選ぶ。
私が選んだのは、マレーシアにある、とある日本企業についての調査。日本人マネージャーとマレーシア人や中国人の部下達の間でいろいろ上手くいかなかったんですよー、というケース。ビジネスを勉強していて、本当に日本が取り上げられる事が多くて今更ながらびっくりした。文化面でも特異のようだし、経済の面でも急激な成長を遂げたアジアの国だから、話題にしやすいのか。ちょっと前のビジネスの例とかだと必ず日本が挙げられる。そして、現在のビジネスだと絶対に中国が出てくる。

そして、質問を6つの内から1つ選ぶ。私はもちろん選択したケーススタディに関係する質問で、intercultural communicationsのtheories and modelsを使って、多国籍企業の中でどうやったら上司と部下が上手くコミュニケーションできるのか、というようなテーマです。これを2500ワードで書きなさい。というもの。だいたい5,6ページになる予定。クラスメート達は、短すぎるー、とブーイングしていた。

念のために担当の教授にエッセーを構成を確かめたら、そもそも、1カ月のアカデミック英語コースで勉強した書き方と違ったので、そこから焦る。どうやらその担当者によって、またコースによって書き方がちょっと違うようだ。
今回のは、
Abstract
Introduction
Case study Background
Teoretical Background
Empirical Evidence
Main body
Analysis
Discussion
Recommendation
Conclusion

という構成で、それぞれタイトル、headingsをつける。なので、厳密にいうとエッセーの書き方ではないらしい。Main body は自分が好きなように構成。まず、AbstractとIntroductionの違いがわからず、焦った。どうやらAbstractは全部書いてしまってから、最後に書くらしい。これを読んだらどんなことを書いてるのかわかる、というもんだ。Introductionは、このペーパーがどういう順番で紹介されていくのかを書いたもの。まず○○を説明して、次は○○をディスカッションしますーという感じ。
それからTeoretical Backgroundがまた壁だった。。。これは、ここで関係するセオリーの背景を説明するらしい。(こんなの1カ月のコースやブリティッシュカウンシルで習ったことなかった。。。)
私の場合だと、ホフステッドというおっちゃんの考えが一番有名で(学部生でも知っているくらい有名)、例えば、

個人主義vs集団主義(IDV):個人主義的なスカンジナビア諸国とかスイスとかは、自分や家族に重きをおく vs 日本などグループに属することに重きをおく
権力の格差(PDI):格差が低いスウェーデンなどは、上司と部下の間などで格差が少ない vs 日本など権力格差が大きい
不確実性の回避(UAI):スコアが高いほど、不確実なことを避けて、安定した方を選ぶ。ここでも日本は不確実性の回避傾向が高いから、きちんと仕事するという流れになる。
男性型vs女性型(MAS):仕事の目標を給料とか昇進にしているのが男性型 vs 社内関係や雇用の保障を重視するのが女性型らしい。ネーミングが微妙だと思うけど。これも、日本はダントツの男性型だから、すんごく経済成長できたんですよー、という具合に日本がとりあげられる。
長期的志向(LTO):これは他の研究で儒教をベースに考えられたものらしく、ちょっと理解するのが難しいけれど、長期的思考は、持続性、序列関係、倹約、恥の感覚からなるとの考え。もちろんアジアの国々はスコアが高い。

こういった、理論を説明して、ケーススタディと混ぜて、どうやったら、マレーシアにある日本企業が上手くコミュニケーションできたのか、という結論に持っていくのであります。

また、ホールとかいう人も有名で、特に面白いのは、high-context communicationとlow-context communicationという考えです。
日本はhigh-context communicationで、「あ、うん の呼吸」に代表されるように、いちいち細かいことを言わずに、空気読んでね、という文化。low-context communicationはまさしくヨーロッパやアメリカで、いちいち口に出して説明しなきゃ、ちゃんとわかんないじゃん、という文化。

なんとなく、この現象が起こっていることはわかっていたけれど、ちゃんと有名な人がちゃんと研究して、カッコいい本を書いているんだ、と感心した。もちろん、ビジネスの現場でも、会議や交渉の仕方、また人事にも影響するので文化の違いだけではなく、ビジネスにも直接影響している。さらに、この影響が企業の組織構成や変革などにもつながっていくので、それはまた別のクラスビジネス戦略の授業にも関連していく。そしてその戦略が世界の経済や政治にも影響していくので、またそれは別の授業に関連する。

私の大学は留学生の為に一応ライティングのサポートセンターというのがあって、1週間に1回だけ予約が取れればちょっと英語を見てくれるシステムがある。でも、開いている時間が非常に短く、専攻も分かれているので、実質1週間に5,6人くらいしか見てもらえないと思う。でも、普通に予約が取れているので、みんなあまり利用していない模様。もしくはそのシステムを知らないのか。このサポートはとても助かる。私の英語はいつも1文が3行以上にわたるのわかりにくいと指摘されたり、a,theの使い方が変だとか、この部分意味がわからないなど、ありがた~いダメダシを頂けるのであります。もちろんただのサポートなので、内容は自分の責任。でも、経費削減の一環で、このシステムは今期いっぱいで終了とのこと。あああ、卒論はどうしよう。。。。でも現在、数少ない利用者達が存続の為に署名を集めているので、来期もありますように。。。

本日の夕食:こげパン(せっかくパン焼き機でこねて、ロールパンを成型したのに、オーブンで焼いたら焦げた。でも、中身はまだ食べられる状態だった。)+さむくなってきたので、残りものの野菜スープ
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