グループプロジェクトと日々の咀嚼

日が長くなったロンドン。朝は7時前からすでに明るく、夜は5時すぎまで明るい。早朝アルバイトに行く時間もすでに明るいので、冬よりも人通りが多くなっている気がする。朝6時半からもうお店の窓ガラスを拭く仕事を始めている人もいるし。

現在、マーケティングリサーチの科目でグループプロジェクトをしている。大まかには、どうやったらCRM(カスタマーリレーションシップマネジメント)を有効に利用できるか、というテーマ。その一環で家電量販店にインタビューをしてデータを集めるという作業があり、インタビューに行ってきた。
その前に、4人だったグループがなんとなく増えて6人に。。。6人でまとめるのは多すぎるけれども仕方がない。インタービューに向けての質問票を作るところからバトルが。。。正午から午後7時までかかった。メールでのやり取りもどんどん複雑化していき、事態はさらに難しく。。。グループプロジェクトは、リサーチの内容の前に、色んなタイプの人とのコミュニケーションから考えさせられる。メールのやり取りでも、「今日は暖かいですねえ~、調子はどうですかあ?」のようなゆる~い話題から入って、その後に、「ところで、○○の件はこう思うけど、あまり自信ないけど、どうかなあ?」のようなアプローチをするメンバーもいれば、「文字がいっぱいで面倒だから読んでないよ。」というメンバーも。どのようにこのプロジェクトを進めていくか、という自分たちのマネジメントが一番面倒で大変だと実感。6人でこれだから、会社のマネジメントはやっぱり大変なんだなあ、としみじみ。インタビューに行く前は、きっとマネージャーは忙しくて、こんな学生のインタビューになんか答えてくれないだろうと思っていたのに、意外にも丁寧に答えてくれた。これから分析をしていき、グループでひとつの報告書をかかなければ。。。まだまだ遠い道のり。。。

ところで、最近「咀嚼」ということに関心がある。
広辞苑によると①かみくだくこと。②物事や文章などの意味をよく考えて味わうこと。とある。
大学のプレゼンテーションでも試験でも、結局は自分の英語レベルでも説明できるほどに、かみくだくことによって、どれくらい理解しているのか再確認できることを前期で思い知った。
今回のインタビューでも、私たちのグループが聞いた質問があまりにも学問寄りで実務とかけはなれていることがあり、現場の人に言葉を「かみくだいて」説明する必要があった。さらに、英語のレベルの問題もありさらに噛み砕かれた簡単な英語でしか説明できなかったけれども、それは逆にわかりやすく説明するには好都合だったと思った。

フラットに帰ってから、身体に悪そうなカラフルな色のグミ(バブル味という味まで健康に悪そうなもの)を時間をかけて咀嚼していると、ハーマイオニーがニコニコしながら帰宅。(昨晩の1時近くに「キャンドルでリラックスしたいけど火がない」と叩き起こされたんだった!キャンドルの火を消すの忘れそうで怖い!)めずらしく質問された。①「日本と中国は同じ言葉じゃないの?」→違います!②「じゃあなんで同じ顔してるの?」→同じアジアだから似てるんです!ヨーロッパも国が違って言葉も違うけど、顔似てるでしょ?③「じゃあ、なんで私と顔が違うの?」→人種が違うんです(でも、ずううとたどれば同じかもしれないけど)④「ふ~ん。よくわからないや~」ムシャムシャ(シリアルにハチミツかけて食べてた)。
きっと彼女の中で、シリアル以外のものを咀嚼しようとしていたのだろう。
数年前に流行った、「ホームレス中学生」というストーリーの中に「ご飯を味がなくなるまで噛んだら、そのあとに一瞬だけふわっと味が戻る」とあったけれども、ご飯だけではなくて、色んな事を味がなくなるまで咀嚼したらその後に一瞬ひらめきみたいなものが来るのではないか、と期待している。
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