オックスフォードに行くの巻

オックスフォードはロンドンのパディントン駅から列車で約1時間。周りに比べると私はあまり旅行に興味がわかない人なので、特に行くつもりもなかったが、そういえば、ハリーポッターの撮影場所があることを思い出し、タイ人の友達と訪ねてみることにした。
パディントン駅でパディントン氏のポストカードを見ていると出発時刻ぎりぎに。急いで列車に飛び乗ると、予想以上に人が。。。運よく席を見つけて座れたが、すぐその後に通路まで乗客で埋め尽くされた。こんなに沢山オックスフォードに行く人がいるんだなあ。ガタンゴトン。特に快適な列車ではないけれど、1時間なのですぐに到着。
まずは、町の中心にある時計塔、カーファックス・タワーを目指す。が、適当に人の流れに沿って歩いたので、なぜかボドリアン図書館に到着。この図書館はイギリスで2番目に大きいものらしい。内部がハリーポッターの映画に使われたので楽しみにしていたが、ツアーに入らないと見学できないとのこと。そしてツアーはすでに出発していた。。。しぶしぶラドクリフカメラという図書館を通り、セントメアリー・教会へ。13世紀にたてられた教会の中は特に映画に使われたわけではないが、ハリーポッターに出てきそうな雰囲気が少しあった。正直、教会を訪ねるのはそろそろ飽きてきた。ちょっと神社とかお寺とか行きたくなる。
IMG_0006_convert_20110528064149.jpgラドクリフカメラに入ろうとして止められたパディントン氏

その後、いくつものカレッジをチラ見し、のーんびり歩いた。オックスフォードはさすが大学の町だけあって、カレッジと図書館と本屋が目立つ。それから不思議の国のアリスショップに立ち寄る。ルイスキャロルはそういえばオックスフォードで教鞭をとっていたんですね。そしてアリスが実在するとは知らなかった。実際にアリスがよく通った雑貨屋さんがアリスショップ。こじんまりした店内にさまざまなアリスグッズが並べられている。個人的にはハンプティーダンプティーが一番好きだ。店の人も特に愛想なく、誰も観光客がいなかったけれども、店の感じが気に入った。
IMG_0026_convert_20110528064537.jpgかわいいアリスショプ

そして、その目の前にあるクライストチャーチへ。これは、沢山の首相を輩出した名門カレッジ内にある大聖堂。観光客は観光客用の入り口から£5払ってカレッジ内へ入場。色々なところに看板があり、「観光客は立ち入り禁止」と書いてある。実際にそこで勉強している学生たちにとっては観光客は邪魔だろうけれども、せっかく来たのにほとんどの場所に入れないというのはちょっぴり寂しい。ちょうど学生らしき人達がぞろぞろと階段を上って行ったので、私たちも学生に見えるだろう、ということでそれに続いた。もうすぐ階段の上まで行くところで、警備のじいさんにとめられた。「エクスキューズミーそこのお嬢ちゃんたち~。IDはあるのかね?」やっぱり頭の悪さは後ろ姿でも隠せなかったか。。。。外に連れ出された。気になってそのじいさんに聞くと、午後2時以降ならその場所に入っていいとのこと。一体なんの場所なのだろうか。それにしてもここの警備の人達、みんなシルクハットのような黒の帽子に黒のスーツ。ほとんどが白人のじいさんかばあさんだから、ちょっとかわいい。私の大学の警備の人はほとんどが黒人または白人でもマフィア級に体格がいい人なので、毎日図書館で会っていてもまだ怖い。
気を取り直して、大聖堂の中へ。正直大聖堂も見るの飽きたが、これはなかなか綺麗だった。そしてカレッジ内の限られた道を通り、出口へ。学生の友達がいたら色々案内してもらえただろうなあ。タイ人の友達の友達が経営するパブでお昼ご飯。一見普通のブリティッシュパブだが、本場のタイ料理も用意されている。タイ料理に詳しくないのでよくわからないが、とりあえずオススメされた辛くない麺を食べた。おいしい!!ああ、タイに行きタイ。友達はスペシャル味付けという事で激辛麺をふるまわれた。1本だけ食べても激辛だったのに、ぺろりと完食していた。おちついたところでガイドブックを取り出すと、あのじいさんに止められたところはハリーポッターで撮影されたダイニングだったことに気付き、もう一度クライストチャーチへ。2時を回っていたので今度はかなりの行列ができていた。みんなちゃんと調べて来ているのね。並んでいると、老夫婦に、「こんな行列ができるなんて、無料のランチでも振舞われるのか?」と冗談を言われた。まっさかー、本当にダイニングとして使ってないっしょ。と思ったら、使ってた!!!中に入るとかかりの人達が片づけをしていて、まだ美味しそうなにおいまで残っている。くぅ~、さっきの学生たちはここで本当にランチを食べたのね。うらやましい。ハリーポッターの大食堂に使われたそのままのようなダイニング。違ったのは、周り一面になんだか偉そうな人達の肖像画が沢山あった。ちゃんとテーブルの列も「ここがグリフィンドールで、この列がスリザリンだね」とか、ハリーポッターに出てくる各寮の名前を思い出した。ちょうどグリフィンドール(ハリー達の所属する寮)の椅子に座れそうだったので、座って記念撮影すると、警備のばあさんに注意された。学生は普通に座って、しかも食事までしているのに、観光客は座ってはいけないというのはどうも納得がいかなかったが仕方がない。これはやっぱりオックスフォードの壁か??
IMG_0040_convert_20110528064846.jpgグリフィンドールテーブルからの景色

それから、時間がずいぶんあったので、アシュモレアン博物館に行き、ラファエロの絵を見ようと思ったら、予約制だった。。。案内係のばあさんが、とても同情した表情で「残念ですが、その他の展示を楽しんでください」と言ってくれた。が、他のものまで見るとおそらく一日かかってしまうので、自然史博物館へ移動した。おお、ティラノサウルスがお出迎え。その他のはく製もとても面白かった。何より一番怖かったのは、シュランケンヘッド(干し首)。アマゾンなどで行われていたようだが、実際に人間の頭が約10センチほどになっていた。髪の毛が長いのに頭部だけで、しかも本物の人間。ミイラよりも怖いが、なんとなくじっと見てしまう。そういえば、ハリーポッターのナイトバスにもこのような頭があったなあ。そこへ、ヒッピー風のギターをもったイケメン青年がこれ目当てで来たのか、係りの人に案内されて来た。青年はめちゃめちゃ興奮していて、「すんげー、これどうやって作ったんだ?」と私たちに話しかけてきた。そして、私の友達と青年はパシャパシャ写真を撮っていたが、私は不気味で写真は撮れなかった。動物のはく製だけではなく、人間のはく製まで展示するとはおそるべし。ミイラもあったけれども、グルグル巻きにされいた状態だったので、特に人気がなかった。
その後、ハリポタ作者が通ったカフェがあると風のうわさで聞いたところに行くと、カフェではなくて、パブだった。そしてキャーキャーいいながらパブから出てきたティーングループに訪ねると、ハリポタじゃなくて、ロードオブザリングの作者が通ったパブとのこと。ふーん。この2作品はよく同じカテゴリーに入れられるが、ロードオブザリングには特に興味がわかない私であった。
博物館で見た「ジャパニーズスパイダークラブ」という巨大カニのはく製を見て、友達と2人で、「ああ、おいしいシーフード食べたいよね、冷凍じゃないやつ。特に新鮮なカニ食べたいよね」と話していたので、マーケットに行ってみた。(実際、博物館でその時隣にいたおじさんからの厳しい視線を感じつつ、どうやってこの巨大カニを食べるか真剣に話す野蛮なアジア人二人であった)。マーケットにて小さいけれども生きてるカニ発見。1杯で約9ポンド。これくらいするよね。でも全然美味しそうじゃなかった。2人で遠い遠い海と新鮮なシーフードに思いをはせながら、夕食はジェイミーのイタリアンへ。イギリスで美味しいイタリアンならどこでもジェイミー。他のタイ人も合流し、みんなミャオミャオ話している言葉は全然わからないけれども、面白かった。
もう日がすごく長い。帰りの電車9時くらいでちょうどサンセットが見えた。電車の音と沈む太陽と草木とが一体化していて、どこか遠い所に行って来たような気分になれた。旅行に興味ないといいながら、やっぱりいいね、旅は。
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