海外で暮らすという事

ロンドンに来て、4年と8ヶ月が経った。
日本に一時帰国する度に、または日本からの人とロンドンで会う度に、「わあー、イギリス在住ってすごいですね、カッコいいですね!」と言われる。

なーんにもすごくないんです。でも、すごいんです!

最初の頃は無我夢中で暮らしていて、外国で暮らすってことについてあまり何も考えていなかった。4年以上経って、こちらの暮らしにやっと落ち着いてきたというか、日本の暮らしが、だんだん遠い遠い昔の事になってきているのが肌でわかる。

「すごくない」というのは、海外に住んでいるから日本に住むより偉いとか、ハイカラだと思っている人もいるけれど、他と比較する意味では、全く「すごくない」と思う。日本に居たってロンドンに居たって、人々は呼吸をして、食べたり泣いたり笑ったりして生きて、死んでゆく。ただ場所が違うだけ。

「すごい」というのは、母国から離れて、文化や生活習慣等が自分の本質的な部分と違う中で無意識的に発生するストレスにまけずに生きている、というのが、相対的ではなくて、絶対的にすごいと思う。

今まで、1年くらい外国に暮らしたことはあっても、4年以上も日本を離れたことはなかった。自分の中にある日本人が日に日に薄れているようでもあり、逆に再認識して日本人であることを意識するようになったようでもある。日本に帰りたいとは残念ながら思わないけれど、帰ったらそれでもいい気もするし、ロンドンに絶対住みつきたいというわけでもない。戦争や飢餓のない場所ならどこでもいい気もする。「日本と外国」という区分けに違和感を感じてきている。

「外国」に住むことに憧れて、このブログを読んでくださっている方に是非伝えたい。どこに住んでも本質的な幸せや問題は同じだとパディントン氏は思うのです。

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こういう商品を見ると、「日本をわかってないなあ~」とか思ってしまうのと同時に、ここまでバラエティーが増えたロンドンもすごいなあとも思う。ツッコミ所が満載のレンジでチンするだけのお手軽食品。
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