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職人たちの姿

少し前にもご紹介したクラシックコンサートの祭典BBCプロムスにまた行ってきました。
今度は世界的に有名なバイオリニスト、五嶋みどりさんの演奏です!こちらでは「Midori」という名前で通っているので、始めはMidoriって誰?と思ってしまいました。五嶋みどりさんといえば、アメリカの教科書にも載るほどの伝説をもった人で、弟の五嶋龍くんもものすごいバイオリン弾きなのです。チケットはもちろん即売り切れ。あ、少し最後列が残っていましたね。でも、今回はコンサートの前にサッカー観戦の予定もあり、行けるかどうかわからなかったので、アリーナ(当日券5ポンドのスタンディング)にしました。
その日はちょうど、サッカーのアーセナル対アルゼンチンのボカジュニアの試合。試合が引き分けで終わる2分前にスタジアムを後にしたけれど、すでにすごい人。最寄の地下鉄駅は閉鎖。(毎度のことですが、ロンドンの地下鉄ちっちゃいからすぐにキャパオーバーになる)。大量の人を押しのけ、どうにかロイヤルアルバートホールに到着!って、もう公演開始15分前なんですが!!
当日券の列はすでにはけている模様。近くでダフ屋がチケット売っていたが、買わず。当日券入口に行くと、まだ買えた!!!よかった!!隣の中国人の女の子とその両親がなぜか入口で立ち往生。イギリスポンドもってなくてユーロしかないから入れてもらえない様子。今日ロンドンに到着したばかりなのかなあ?優しい婦人が両替してあげていた。
さて、5ポンドのチケットをもって初めてのアリーナへ。アリーナはホールのど真ん中で、椅子も何もないところ。でも演奏者を一番近くで見ることができる!すでに多くの人が今か今かとまっていた。私1人だったので、前の方に空間を見つけて行こうとしたら、イギリス人おっちゃんに「ここの前のあたりはみんな早く来て場所取りしてるから、ごめんだけど後ろの方で聴いてね」とのこと。
はぁー。そういえば、前の人達はみんな場所取り用っぽい敷物ひいてる。しかも待っている間に床に座るのでスポンジでできたような座布団らしきものまで準備。こりゃまた失礼しました。それにしても年齢層高すぎる!白髪の上にハゲてる頭ばかりだ!おじいちゃんたち、毎日暇だからこの時期毎日プロムスで暇をつぶしてるんだろか。2時間強ある演奏中に倒れなきゃいいけど。
少し後ろの方に場所を確保し、今か今かとまつ。さて、コンサートが始まりました!!一斉にみな立ちあがる!そのタイミングで後ろの人達が前に詰めようとするが、場所取りじいちゃん達は断固として割り込みをさせない!知らない指揮者が出てきて、普通にオーケストラと演奏したのですが誰?プログラムもろくに見てこなかったのでわからず。もしかして、五嶋みどりさんの日じゃなかったのかな?と思い、隣にいたじいちゃんに確認。じいちゃんは背広の内ポケットから、ぼろぼろになった新聞の切り抜きを出して確認。(ここでiPhoneとか出されなくてよかった。やっぱり「じいちゃん+新聞の切り抜き」の組み合わせがいいよね)。「Yes,Midoriは次みたいだね。きみはその演奏を聴きにきたんだろう?」なんてじいちゃんと会話をしていると、五嶋みどりさん登場!!
「こけし」みたいだ!笑。髪の毛をきゅっと結いて、細い目でにこにこして登場。バイオリンコンチェルトの演奏が始まると、こけしが、職人のこけしになった!!これはすごい。演奏もさることながら、その職人的雰囲気に圧倒される。カッコつけて演奏したりせずに、本当にバイオリンと音楽と真正面から向き合っているんだ、というのがすごくよくわかりました。こけしの表情まではっきり分かるほど、こんなに近くで演奏を見れるなんてプロムス最高です!アンコールもむなしく、1曲で終わり、休憩をはさんで後半はまた全く別の人だった。立ち見なのでさすがに疲れてきたから一番後ろの人が少ないところまで後退。そこでは、もう靴を脱いでる人や、床に座って聴いている人や、寝ころんでいる人まで(もちろん座ったり寝ころんだりしたら、演奏者は一切見えない)。こんな状態で一流の音楽を聴く環境。新鮮です!
IMG_0017_convert_20110816051232.jpgアリーナからの眺め

こけしの職人技に感動してから数日後。

アルバイト先のレストランで夏期休暇前の打ち上げがありました。板長やキッチンシェフの方達みんなで残り物を平らげ、朝まで料理人の根性について話しを聞きました。
今まで、ちっぽけなレストランとしか思っていなかったけど、毎日戦いのように料理をしている職人たちは本当にすごいと思いました。そして実際に実は有名レストランのシェフが、世間の名前とかよりも職人としての挑戦という意味でこのちっちゃなレストランに来ていたのであります。職人の「だれにも負けない」という根性はすごい。私なんか「こんくらいでいっか」となってしまうのに。
シャリの炊き方も、その日の水や湿度やいろんな状態が変化する中で、一定の質を保ち、その変化にも関わらず悟られないように寿司を握る。(素人には米が少しだけ炊き方違っても、全然わからないのですがね。)洋食だったら、調理してからお客さんが食べるまでの間にどのくらい火が通るのかを計算して作る。(でも、私が運ぶのをもたもたしていたりで、そう簡単にベストな時間にはならない。汗)ねぎの切り方からほうれんそうのゆで方から単純なことを何年もおなじように繰り返して技術を深める。そう、何年も全く同じことをするのって、ものすごく難しい。これまた三日坊主の私には無理です。

職人達って、本当に何度も何度も同じことを繰り返して、試行錯誤して、プロになるんだろうな。あるいみヲタクに近い。アップル社のスティーブジョブズも確かこんなことを言っていました。「ヲタクと仲良くしておこう。ヲタクの下で働く可能性が高い。」
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