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日本に一時帰国するの巻 後編

ずいぶんと時間が経ってしまいましたが、日本に一時帰国したときの後編です。

イギリスにいると、なんだか無性にコテコテ日本的なものがなつかしくなるもので、京都に行ってきました。
NHKの番組「猫のしっぽカエルの手」という番組で少し前から日本のおば様達に大人気のベニシアさんの住んでいる、京都大原を訪れることにしました。
ベニシアさんという60歳くらいのその人は、イギリス人の名家の生まれで、実家の豪邸ケドルストンホールは現在ナショナルトラストが管理している。でも、そんな世界に疑問を感じたベニシアさんは19歳のときにインドに行き、今は大原に落ち着いて、日本人山岳写真家と結婚し、イケメン息子がいる。ベニシアさんの人気はおそらく、波乱万丈そうな人生とは裏腹に静かに大原でハーブを育てたり、古民家に住んで手作りの生活をしているところだと思う。番組ではベニシアさんの作った暖かい詩を彼女のものすごく上品で綺麗なイギリス英語で朗読するところがすごく好きだ。イギリスはなんといってもやっぱり階級社会、ブリティッシュイングリッシュといえどもやっぱり話し方で上流階級の人か、下流階級の人かわかる(英語がわからなくてもなんとなく音で。。。)。町のちょっとあぶなそうな人たちの英語はやっぱり汚い音がするけど、ベニシアさんの英語は心地よい音楽のように。ちなみにうちの大家さんは中流だけど丁寧なイギリス英語です。

大原は京都駅からバスで約1時間。町の中心の騒がしさから離れて、急にタイムスリップしたような田舎町。バス停に到着して、三千院まで少し歩く。平日の朝から観光客が何人かいるんだねえ。はっ。女性一人旅も。

♪京都 大原 三千院 恋につかれた 女がひとり~♪

それからも、連休明けとあって、観光客はほとんどいなかったが、一人旅女性をちらほら見かけた。私も一人旅は大丈夫な方なので、特に一人旅の女性を見ても何とも思わないけれども、この歌を考えると、恋につかれた女も癒してくれる大原なのだろう、と思う。

三千院への道では、頭に薪をのせた大原女人形がいたり、団子屋があったり、少しにぎわいが感じられた(一人女以外あまり人いないけど)。
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しば漬屋のおっちゃんが、「そっちも見ていき~」と言った脇道へちょっと入り(手書きの矢印が適当すぎた)、小川を渡ると不断桜があった。10月ごろから4月ごろまで冬でも咲き続ける桜。いくつかしかお花が開いていなかったけど、それでも厳しい寒さの中で咲き続けるであろう桜は本当に強い。「私もこうやって強く生きていこう」、と女一人は思うのだろう。その隣には、何やら変な籠が。説明によると、
「ビール、冷えたキュウリあります。お金をこの籠にいれて、ロープを引っ張って対岸のお店に渡してください。反応がないときは、大きな声で叫んでください。」(正確には覚えていないが、だいたいこういう内容だったと思う。)見ると、対岸には、さっきのしば漬のおっちゃんがまた他の観光客にこの隠れスポットを案内していた。
padi w cago

三千院は、結構広かった。仏様や庭園を見ながら歩いていると、うん、やっぱり癒される。日本ってやっぱいいなあ。なんでこんなにシンプルで綺麗なんだろう。秋の紅葉や春の桜の時期だったらもっと綺麗だろうなあ。お腹がすいたので、近くの茶店でみたらしだんごと抹茶あんみつを食した。
cha.jpg

時間がまだあったので、寂光院まで足を伸ばした。寂光院まではコスモス畑を通り過ぎ、20分ほど歩く。どうやらあまり歩いている人はいなく、車で訪れる人が多いようだった。地元のお年寄りがゆっくりゆっくり歩いて、時間ものんびり過ぎてゆく。ベニシアさんはどこらへんに住んでいるのかなあ。こんなコスモス畑を散歩したりしてるのかなあ。寂光院は、594年に、聖徳太子が建立されたと伝えられる。それから壇ノ浦の戦いで平氏一門は滅亡したとき、平徳子(建礼門院)は生き残り、1185年に来てからここで安徳天皇を弔ったと言われている。女が静かに静かに生きていく様子がなんとなく伝わる。寂光院は小さいのですぐに拝観終わり。
またバス停に戻ると、さっきは気付かなかった張り紙が。

「禁煙」「禁煙」「禁煙」。おそらくバスを待っている間にたばこを吸う人が多いのだろう。バス停の目の前にはお店があるからきっとそのおっちゃんかおばちゃんが手書きで書いたと思われる。なつかしい朱色の墨汁で強調されている。そして実は大量にその張り紙がバス停に。その中で異彩を放っていた張り紙が。
「けむりはきらいでごじゃります」(墨汁で。そして全部ひらがな。。。そして汚い字)
ウケを狙ったのか、本気で書いているのか。。。うーん。パラダイスに近い。(説明しよう。パラダイスとは、探偵ナイトスクープを見たことがある方ならご存知の、まったく理解できないような個人の(だいたいへんなおっさん)が趣味でやっている、理解不能な手作り遊園地的な場所である。)

バスの時間まで1時間弱もあったので、近くの定食屋風なところに入ろうとすると、自動ドアが、ビユーンと開き、毛糸の帽子をかぶった90歳くらいのおばあちゃんが「どうぞ」とお出迎えしてくれた。ベニシアさんもここにきているのか聞くと、「よう来てはりますわ。ボン(息子)もくるしなあ、ボンはちぃちゃいときから、ヒジキが好きでなぁ」とのこと。このおばあちゃんに勧められるがままに湯豆腐セットひじき付を注文した。疲れた女一人はこのシンプルかつ栄養がありそうな定食を摂取すべし。

さて、帰りのバスのチケットを買うべく(路線バスなのにチケット売り場があった。)窓口へ行くと、漫才のオール阪神にそっくりな「おばちゃん」がチケットを売っていた。私が買おうとすると、よこから「おっさん」が割り込んできて、そのオール阪神おばちゃんに「おばちゃん、○○行きのバスってどこ?」と聞いたのだ。おばちゃんの顔がみるみるうちにひきつり、しばらく固まった。おばちゃんは「おっちゃんにおばちゃんってゆわれたくないわ。」と大声で言い、私に「な~」と同意を求めてきた。そうい言われても。。。明らかにおばちゃんなんですけど。。。そしておばちゃんは、「ごめん、動揺してお釣り間違えてもうたわ」。
説明しよう。「女性はいつまでたっても『おねえさん』なんです!!」特に大阪のおばちゃんは、「おねえさん」と言わないと振り向かないどころかキレます。あ、ここは京都だった。

そんなこんなで、京都大原の日帰り旅行が終わったのでした。
sanzenin.jpg三千院の緑がきれいな庭
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