ロンドン就職活動奮闘記

*12月16日、ロンドンに初雪が降りました。みぞれみたいで積もらなかったけど。

大学院中はほとんど就職活動ができなかったため、卒業論文を提出してからすぐの9月初めから11月終わりまでの3ヶ月間ロンドンにて就職活動をしました。いやぁ~3ヶ月間無職のような社会的位置づけは長かったー。(学生地下鉄定期券も切れるし、大学へのアクセスも制限されるし。一般向け図書館に平日昼間にいけば無職っぽい人が沢山いるし。)でも、一応学生は10月まで、卒業式は11月終わりだったので、周りの人に言わせれば、早いほうだとか。職を得た知人は、千通もの履歴書を送り、非常に苦しい就職活動だったとか。私の就活日誌を一部公開します。

中途採用応募したポジション:30件
新卒採用応募:5件
人脈応募:2件
飛び込み応募:0件(今年中に決まらかったら、実行予定だった)
こうみると、あまり多くないですね。少なくとも50件は応募すべきとよく聞きます。

<9月>
はりきって就職活動を始める。まずは今までの職歴に関係ある、特許関係を探す。中途採用なし。国際機関にも応募するが知り合いから選考に3カ月はかかると噂を聞く。新卒なら法学部必須。飛び込みするにはまだ勇気がなかった。そこで、国際ビジネス戦略系ポジションとマーケティング(特にブランディング)にも視野を広げる。ほとんど新卒採用。周りの優秀な人材を見て、気後れする。セミナーやら電話インタビューやらを受けるが面接まで行かず。

<10月>
まだ懲りずに同じような分野に加えて、なぜか金融関係まで視野を広めるが、逆に経験も学歴も全く違うので、相手にされない。何がしたいのかだんだんわからなくなった闇の10月初め。大学3年生のように「何がしたいのか?何ができるのか?」わからなくなる。ところが、紹介してもらった商社の方の面接によって、「何がしたいのか明確だったら何でもできるんじゃないか。足りないのは自分の熱意なんじゃないか。」と急激に前向きに考えるようになる。(このへん単純なんです。)

<11月>
10月で学生という身分が終わったので、本当の無職になり、相当焦る。アルバイトの日数もほぼフルタイム、一生このレストランでアルバイトするのかもという不安も重なる。
 朝:仕事に応募、履歴書作成
 昼:11時~15時 アルバイト
   15時~16時半 応募、電話面接、回答受け
 夕:16時半~23時 アルバイト
この少ない時間での就職活動が逆によかったのかもしれない。そして、アルバイト先での日本人同僚から「自分から仕事を取ってくるくらいの気持ちでガンガン自信をもっていかなきゃこの国で生き残れない」と聞き、就職活動の仕方も、いままでの数倍積極的になる。この国にきて、散々「自信を持つ」重要性がわかっていたはずなのに、いつのまにか忘れていた。そんな自信をもって言えるのは自分に本当に合っているものだけだ。自分の正確に合っているのは、何億円の商談をしに海外出張したりプレゼンテーションする仕事ではなくて、やっぱり事務の比較的地味な仕事なんだ、それなら自信をもって言える気がする。とやっとわかる。(わかるの遅い。)このころから、中途採用の紹介が増えて、書類も通ってくる。最後に残った選択は3つ。

①人脈から応募の、商社でのものすごい実力主義環境でのポジション。とても面白そうで、自信と熱意と能力次第ですごいビジネスに関われそう。だけど、まったく事務の私には畑違いのもの。自信をもって会社に貢献できる気がしない。そして担当者もそれがわかっている模様で先延ばしに。

②商社での事務兼経理:自分にすごくあっている気がした。性格に合う事務かつ、経理の勉強もでき、頑張り次第で未知数の可能性がある、気がした。応募が殺到したらしく、複数の人材会社から圧力の電話がかかる。「明日の面接、うちの会社からも4,5人送りますんで、頑張ってくださいねー。」(私を書類で落とした人材会社より)。どこから情報がもれたのか知らないが、多数のライバルがいることがわかったのが逆によかった。きっと経理経験者や、永久ビザ保持者や、英語流暢な人や、関係学歴ある人や、簿記など資格保持者など、沢山いるに違いない。。。 経理未経験、ビザ2年間(しかも申請中)、経理会計財務全く無知の私が、他と差別化して勝つにはどうしたらいいのか?面接時間はたったの5分。考えた結果、夜中に作成しました、
「自分プレゼンテーション」!!!
自分の能力と経験をチャートにして、一目でわかるように。何ができて、そしてどう会社の役に立てるのか?会社は私を雇ってどういう利益が見込まれるのか。面接の時間が少ない、ということは、この自分プレゼンの印刷を渡したら、後で見てくれる「かも」しれない。当日はイギリス人人事担当者と面接の後、日本人担当者と結局15分以上面接をし、さらに自分プレゼンの紙を見せながら、説明する機会も与えてもらいました!! あとは、会社側が「熱意」をとるのか、その人の「バックグラウンド」を取るのか。日系商社だから、「熱意」を採用してくれると期待。英系なら絶対バックグラウンドだろうな。。

③保険会社での事務:メイン業務は「スキャン」。数カ月契約。11月に発進した私の超ガツガツ就職活動からして、スキャンはあまりにもひどい。「スキャン以外の査定や翻訳、部署の移動、そして契約延長」の条件提示をした。面接後、人材会社の人に怒られた。「パディントン氏、そんなむちゃなことを面接で言ったらただでさえ雇用状況が厳しいときに、どこからもオファーなんて来ないですよ。このポジションだって10人くらい面接したのに。まあ、たぶんダメでしょうけど、とりあえず、あたりさわりのないフィードバック返しておきますね。」。

結果:
②の会社が私の読み通り「熱意」を採用してくれました!!本当にありがとうございます!それが卒業式当日、式が終わったときに受け取った結果でした。これからが本当の勉強です!
①からの回答はまだでしたが、②の採用をつたえると、担当の方もほっとした感じでした。
③絶対に不採用だと決めつけて安心していたけれど、②の採用連絡の2時間後、採用との連絡が。。。そして提示した条件も受けてくれるとのこと。②のあとの連絡でよかった。丁寧にお断りしました。それにしても、私の書類を人材会社内での選考で落としたいくつかの会社から「パディントン氏ならきっとすぐにいい仕事が見つかると思ってました!」との連絡が。また情報漏れてる。そして、完全なる社交辞令。

卒論を書く、という目標のある学生と違って、いつ仕事が決まるかわからない為永遠苦しみそうな就職活動は本当に大変ですが、自分を見つめなおすいい機会だと思いました。
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