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人生妄想劇場1

ここに登場する人々は、パディントン氏が実際にロンドン(又は訪れた場所)で見かけた人やちょっと話した人で、今後会うことはない・話すことはないであろう人々をモデルに、勝手に彼らのプロフィールと人生を妄想した物語であります。

① マリオ(31歳 イタリア人)の場合
オレはマリオ。ファッションにこだわる。少しだけ小さめのサイズで、ぴったりしたシャツにぴったりしたズボン。靴の手入れも欠かせない。昼休みには必ずオレの特別なベンチで日光浴をする。この場所は誰にも渡せない。一番日当たりがいいのだから。だから少しだけ早めに昼飯を食う。だいたいパニーニをさっと食ってから、日光浴の時間を最大限に使う。日焼けサロンなんて邪道さ。自然の太陽でこんがり焼けた俺の肌は太陽の下でますます輝く。近くでぺちゃくちゃおしゃべりしているアジア人がいるが、静かにできないものか。オレは音楽を聞く。海の波の音。それがオレの音楽。サングラスをかけて、目を閉じると、子供の頃に育ったシチリア島の景色が広がる。

② マーサ(26歳 ナイジェリア系イギリス人)の場合
私はマーサ。今日、私は踊る。26年間の思いをぶつけながら本気で踊る。厳格な親を喜ばせるために必死に勉強してきた。勉強の毎日。そしてやっと手に入れた大企業での仕事。今になって、気づいた。私は今までまったく遊んでない。知らないうちに友達も離れていった。彼氏いない歴26年。好みのタイプはあるけれど、親の希望の黒人で同じ宗教の人を見つけたい。私なら絶対できる。今日、私は倒れるまで踊る。この思いを、誰かにどうしても伝えたくて、トイレでうろうろしていたアジア人に話してみた。この女、私の言っていることたぶんわかってないんだろうけど、その方が好都合。返事なんて欲しくないから、ただ聞いて欲しいだけ。どうして私が踊っているのかを。。。。

③ ショーン(38歳 イギリス人)の場合
オレはショーン。日曜日の朝に窓を開けてこうしてタバコをゆっくりのむのが至福の時。オレは裸族。家ではいつも生まれたままの姿でいる。それが人間の自然の姿だからだ。昔は女にモテるようにとジムに行って体を鍛えたけれど、近頃はもう面倒になった。腹も出てきたけれど気にならない。オレはオレのままで十分魅力的だからこれでいいんだと思う。鳥のさえずりを聞きながら、青い空を見ていると、どうしてみんな裸族にならないのか不思議でならない。自由ってなんだ?遠くに見える部屋に住んでいるアジア人女がちょこちょこオレを観察しているのを知っている。涼しい風が、昔腕に入れた刺青を撫でる。オレは完全に自然と一体化できていると確信する。
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コメント

初めまして!いつも楽しく拝見させて頂いています。
○○年ほど前に主人の仕事で2年間ロンドンに住んでいました。子供も小さかったので苦労も多かったですが、素晴らしい体験でした。
ちょうど、サッチャー政権が崩壊し、IRAのテロがありしょっちゅう地下鉄が止まり、また湾岸戦争も起きたころなんです。(すっごい昔)
御一人でお仕事での暮らし、たいへんな事数多くあるでしょう、大変尊敬します。
でも本当にイギリスは美しいですね。これからも特に旅行記楽しみにしています。

Re: タイトルなし

コメントありがとうございます。
家族や友達以外の方から心温まるメッセージを頂くととてもうれしくなります。
ロンドンにいらっしゃった時は怒涛の時代だったんですね。
私はそこまで苦労話がないので、運がいいのかもしれません。

ぼちぼちしか旅行に行かない&行けないのですが、こちらの雰囲気を伝えられたらなあと思っています。
これからもよろしくお願いします。

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