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人生妄想劇場 2

拍手が少ないようですが、自己満足の為だけに人生妄想劇場2弾。

④エリック(28歳 アイルランド人)の場合
オレはエリック。今日は金曜の夜で、友達のバースデーパーティーに来た。パーティーといっても、友達の家で酒を飲むだけ。オレはあまり飲めないのに、アイルランド人だからという理由でいつも酒担当になってしまう。オレが人当たりがいいことをいいことに、みんな酒の買出しを頼むんだ。別にいいんだけどさ。もう夜も遅いから24時間コンビニで酒を買う。この酒は本当に大丈夫なんだろうか。こういうちっぽけな変なコンビニでは不正規な酒が多いとテレビで見た。それを飲んで死んだ人もいるらしい。いいんだ、結局オレは飲まないんだから。適当なボトルを5本ほど買った。店を出た瞬間に、シケた薄っぺらい袋が破れ、酒が全部大きな音を立てて割れてしまった。。。なんてこったい。ふと顔を上げると、驚いた顔のアジア人女が立ち尽くしていた。「この店のオヤジはいい奴だから、事情を話したらきっと取り替えてくれるよ」だって?この女、どんだけ酒買ってんだ?とにかく、「そうしてみるよ」と言いながら、オレは店には戻らなかった。男はな、プライドで生きてるんだ。男からプライドを引いたら何もなくなっちまうって事、あの女に言ってやればよかった。

⑤ミャー(年齢は自分でもわからない。ねこ)の場合
ぼくはミャー。この通りの猫会理事長をしている。早朝から夜中まで結構な仕事量だ。住民の安全のための巡回は欠かせない。特にこの通りの住民とのコミュニケーションは他の猫らには想像できないほど重要な仕事になっている。毎日餌やりを楽しみにしている老婆をがっかりさせないようにと、お腹がすいていなくてもとりあえず食べる。ぼくは飼い猫だぜ。ホームレスじゃないんだってこと、このばあさんはわかってるんだろか。この通りの住民の友達が訪ねてきたときは、歓迎の意を込めて、一言挨拶をする。愚かな犬のように機嫌とりはしないが、理事長としてこの通りの雰囲気作りは大切だと思う。ぼくの苦手な女が1人いる。日本人らしい。ぼくがお気に入りの高電圧箱の尖った屋根で休憩している時にかぎって、いつもこの女が来る。どうやらぼくと友達だと思っているらしい。正直ちょっと迷惑なんだ。だからこの前、「ほっといてくれ」って言ってやった。そしたら、次の時は無視してくれたんだが、フィッシュ&チップスの匂いがぷんぷんしていて、ぼくは不本意ながら、彼女と友達になることになった。

⑥アレックス(43歳 ルーマニア人)の場合
ぼくはアレックス。ルーマニアから出稼ぎに来て、ロンドンのコスメティックサロンで働いている。うちの店の売りは、お肌がすべすべになるボディスクラブ。僕はなぜかいつも一番売り上げが少ない。それで昨日、マネージャーから「アレックス、明日売り上げが最悪だったら、もうルーマニアに帰ってもらうしかない」と言われてしまった。どうしてこういうことになってしまったのかわからない。僕はいつもお客さんを笑わせてるのに、なぜか売り上げにつながらない。僕はツルッパゲだ。ボディスクラブを頭に塗って、ますますツルツルになった状態をお客さんに見せて笑わせる。僕はすばらしいスタッフのはずだ。今日は勝負の日。絶対に売り上げにつなげないと。ルーマニアの妻のところにノコノコ帰られない。日本人のアラサー女が来た。アラサーは自己投資するからねらい目だ。「元気ですか?」と聞いてきたので、僕のチャンス、ジョークを言って爆笑させよう。「全然元気じゃないよ。先月僕の1ヶ月の赤ちゃんが死んでしまったんだ。」。
どうして僕の売り上げは伸びないんだろう。さようなら、ロンドン。
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