オーストリアの旅 4日目 ウィーン

両親との貴重な一日in ウィーン。
両親は日本からの団体ツアーに参加の為、私はあくまで一般人として合流。まずはシェーンブルン宮殿。マリーアントワネットが滞在していた時、6歳の神童モーツアルトが招待されて演奏した場所。私は個人客だったので、もしかして混んでいるかも、と早めに行ったけれど、チケット売り場には人っ子ひとりいなく、スムーズに入れた。中は結構広く、ハプスブルグ家のすごさを見せ付けられる。寒かったので、庭園は宮殿内からチラッとだけ見る。あまりにも時間があまりすぎたので、警備のおっちゃんとちょっとおしゃべりしたり、2,3往復して音声ガイドをくまなく聞く。
Austria+341_convert_20140102025116.jpg曇りのシェーンブルン宮殿

ここから団体ツアーを一時離脱して、両親とウィーン町歩きが始まった。効率よく観光名所を巡るツアーもいいところあるけれど、ローカルな場所には行けないという難点もあるので、ちょっと離脱できるシステムはありがたい。ちなみに、私はドイツ語できません、ウィーンの地理もわかりません、予習してきてません。全くガイドにはならないけれど、一応ヨーロッパに住む者として案内を試みる。

ウィーン国立歌劇場のみやげ物屋を物色して、早速「ザッハー」というカフェへ。ここはチョコレートケーキ(ザッハートルテ)の発祥の店。コートを預けるのに1つ1ユーロかかるといわれ、日本やロンドンの高級な店でクローク代を取られたことがないので、パディ氏が文句を言う。お店の人の返事は「規則でそうなっているので、私たちにはどうしようもできません。コートを預けたくなければ、コートを着たまま着席してもらってもいいです。私たちは警察ではありませんので、あなたたちを逮捕はできませんから。」と。なんともオーストリア風の答え。勝手な想像だけれど、もし日本だったら「他のお客様も皆様全員コートを預けてらっしゃいますので」と言われるだろう。もしロンドンだったら「コートを持ったままお席でお茶をされるのは、このすばらしい空間の雰囲気に合わず、なんとも格好がよろしくないと思いますが。」と言われるような気がする。ウェイトレスも無愛想で、なんだかザッハートルテを食べる気を失ってしまった。オーストリアのなんとかというコーヒーだけ頂く。香りがよくて、これはおいしかった。と、無愛想なウェイトレスの写真がテーブルにあるのを発見。「これ、あなたですか?」と聞くと、ハニカミながら、微笑んで「はい、よい一日を」と言って去っていった。なんだ、笑ったらかわいいじゃないか。日本で溢れる作り笑いがあまりないこの国。いいのか、悪いのか。

近くの王宮庭園を散歩する。モーツアルト像があって、ここだけモーツアルトの時代にタイムスリップした気分になる。曇りの寒い天気がちょうどオーストリアの雰囲気にあっていて、とても気に入った。ゲーテの像もある。この公園を物思いにふけりながら歩いていたんだろうか。
Austria+366_convert_20140102030620.jpgモーツアルト像
町の中心ケルントナー通りを歩き、両脇のお店をちょこちょこ見ながら、お買い物をする。お昼ごはんは、一応ガイドブックにのっているお店に入ると、オーストリア人数人がいるフロアの一席に案内された。そこでヴィーナー・シュニッツェル(子牛のカツレツ)、田舎サラダ、ターフェルシュピッツ(牛肉の煮込みスープ)を注文。ボリューム大!!!カツレツがお皿からはみ出してます!ターフェルシュピッツの食べ方がわからず、もたもたしていると、お店の人が、取り分けてくれた。まず、煮込んだ牛肉と野菜をお皿に載せて、ちょこっとタルタルソースと、アップルソース&クレンのソースをのせて、スープをかける。ほお、クレンのピリ辛さとアップルの甘さがあっさりした煮込み牛肉にマッチしておいしい。これは皇帝フランツヨーゼフ1世の好物だったそうな。シェーンブルン宮殿で、皇帝がこの伝統料理を食べた食器類があったなあ。そして、具を食べ終わったら、残りのスープを温めなおして、スープとしていただく。これが、ダシが効いてて美味しい。あったまる。シシー(エリザベート)は、スマートな体系を保つため、肉自体は食べず、スープを飲んでいたとか、きっとこういうスープだったんだろうなあ。
Austria+378_convert_20140102025445.jpg毎度のことながら、写真を撮る前に待ちきれず食べてしまっている

シュテファン大聖堂をちらっとのぞく。そういえば、何年も前にここを通ったときは、この大聖堂真っ黒だったけど、今は一部綺麗にされて、すっかり白っぽくなっている。そのすぐ裏手にある、モーツアルトハウスウィーンに入る。ここは、モーツアルトがウィーンで住んだ数々の家のうち、現存する唯一の家らしい。家は2階にあって、見晴らしは特段ない。モーツアルト生誕250周年を記念して、新装オープンしてしまったため、かなり綺麗な内装から、かつての時代を想像するのは、なかなか難しい。ここでフィガロの結婚が作られたといわれている。受付のお兄ちゃん、お客さん来ても反応がない。こちらがチケット買いたい旨を伝えると、普通に対応してくれたが、入り口がどこかとか説明がない。オーストリアの観光地で気が付いたのは、こちらが何か言うまで反応がないということだった。聞けば教えてくれるけど、何も言わないと、ずっとじぃっとしている。

だんだん暗くなってきた。その後、マイナーな観光スポット、ベートーベンの家へ。坂道を登り、小高い丘の上にあるアパートの最上階(4階?)まで螺旋階段を上ると息切れする。ベートーベンは足腰が強かったらしく、息切れした訪問者を見ては笑っていたそう。一階にじいさんが1人でしている小さな小さな土産物屋もあるけれど、普通の人が住んでいる様子で、暗い階段を上り詰めると、そこがベートーベンのアパート。クロスワードをしていたおっちゃん二人が案内してくれるのかと思いきや、「このアパートのどの部屋でベートーベンが作曲していたとか、知っていますか?」と聞くと、「わしゃなーんも知らんよ。壁の説明を読んでください。」とのこと。やる気ない!それでも、窓からの景色はよかった。なんでもベートーベンはここに比較的長いこと住んでいたそうな。
Austria+400_convert_20140102030950.jpgベートーベンのピアノ

町はすっかり真っ暗になった。ヨーロッパの冬は、すぐに夜になってしまう。市庁舎まで歩くと、キラキラ輝くクリスマスマーケットがあった。ここのマーケットはロンドンのホットドッグと酒と人ごみのごちゃごちゃしたのとはちがって、すっきりしている。クリスマスマグに入ったホットワインを飲んであったまる。夜になると、結構寒い。
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それから、適当な軽食レストランに入り、ソーセージとアプフェルシュトゥルーデル(りんごのパイ風パンみたいの)を食べる。おいしいね。オーストリアって美味しいイメージがなかったけど、どれも美味しかった。広い店内なのに、若いお兄ちゃんウェイター1人でやりくりしていて、忙しそうだった。

再び団体ツアーに戻り、クラシックコンサートを聴きに行く。私は個人でチケットを購入(街中の道でチケットを売っている人から買った。これは怪しいように聞こえるけれども、公式チケットらしい。学生たちがバイトで売っているから、コミッションがない分安い。)コンサートのある宮殿では、やっぱりコート預けるのに1ユーロ。どうやら、団体客にはシャンペンサービスがあるらしく、私は個人なので、係りのおっちゃんに「私にもシャンペンちょうだいよ」って言ってみたが、想像通り「ここの規則で団体客のみのサービスなのでダメ」って言われた。コンサートは、モーツアルトとヨハンシュトラウスの超有名曲オンパレードで、途中、バレエや歌も入っていて、グリューワインに負けず眠ることなく楽しめた。こじんまりした所でのクラシックコンサートはヨーロッパでよくあるけれど、なんだかいいよね、味があって。

沢山歩いた町歩き。これにて終了。まだまだ町歩きができるくらい両親が元気であることはありがたいです。なんだかんだで色々食べていたけれど、夜に小腹がすいて、日本からの「日清シーフードヌードル」を食べる。久しぶりに食べると、とってもおいしい。ああ、日本の味だー。

オーストリアについての勝手な感想③規則に従って行動すべし
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