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クリスマス前後のロンドン

しばらく多忙で久しぶりの更新です。授業が終わり、学生たちはぞろぞろと故郷へ。
ただアジアの学生は結構残っていた。遠いのもあるけれど、日本人意外の国の人はビザを取らないといけないとかの問題もあるようです。18日土曜日は学生たちが出払って、寮もシーンとなっておりました。冬休みの間は閉まる寮もあるみたいだけれど、大学の寮ではなくて民間の寮なので、追い出されなくてよかった。一応寮のクリスマスパーティーもあったみたいですが、私は最後の課題に追われ、それどころじゃなく、参加せず。(どうせ若い学部生達が騒ぐだけだと思う)。
3人のフラットメイトも18日早朝にそれぞれ国に帰って行きました。「よいクリスマスを~」とあいさつして、送り出しました。「1人で残って怖くないのか?」と言われたけど、実際怖いどころか、1人でキッチンも好き勝手に使えるし、静かでちょっと嬉しい。そして日曜日の夜、帰宅すると、ハーマイオニーの部屋に電気がついている。おかしいな?と思ってノックしてみても返事がない。ハーマイオニーは例のごとく、電気を消し忘れて旅立ったのでした。笑。それから大音量で1人音楽を楽しんでいると、ガチャっとドアの開く音が!!まさか、泥棒??武器といえるものがなく、デスクライトを一応もっておそるおそるのぞいてみると、なんとフラットメイト3人とも2日ぶりに帰って来た!!!かなりやつれている。この大雪で飛行機に乗ったものの、そのまま座席で10時間待機させられ、結局離陸できずに空港の床で1晩過ごし(もちろん眠れなかった)、スーツケースを受け取るのに数時間待ったのに結局スーツケースだけ流れてしまい、手荷物だけで帰って来たそうだ。パキスタンの21歳フラットメイトは、人生で初めて1人で飛行機に乗る予定だったのがこれで(イギリスに来た時はお父さんと来ていた)、他の2人も18歳で楽しみにしていた家族との再会(といってもこの人達の両親はしょっちゅうこっちに来ている)が延期され、1人は怒り、1人は泣き、1人は長時間の待ち時間で体調を壊した。あらあら。ヒースローは普段でもかなりタイトなフライトスケジュールを組んでいて、遅延やロストバゲージは日常茶飯事だけれど、これしきの雪で空港がマヒするなら、もうちょっとシステムを考えるべきだと思う。。。北欧の国々はずっと雪が降ってるのに飛行機飛んでいるのになあ。そして月曜日に3人とも再チャレンジ。が、パキスタンの子は結局火曜日まで待機。。。この雪の影響は飛行機だけではない。年末の旅行の為に旅行会社に行くと、「雪の為、クローズです」と張り紙が。地下鉄も部分的にストップ。そんなに言うほど降っていないと思うのだけれど。

帰省や旅行する人は大変だと思うけれども、市内はクリスマスモードがさらにアップして綺麗です。
トラファルガースクエアには、ノルウェーから毎年贈られる巨大もみの木があり、市民によるクリスマスキャロルが聴けます。(あくまで市民の歌。。。)
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リージェントストリートという大きな通りには、ナルニア国物語のライトアップがされていて、お買いものも楽しいです。そしてたぶん日本のニュースでも紹介されていたオックスフォードストリートのクリスマスライトアップも。なんだかちょっとルミナリエを思い出した。(ルミナリエのほうがもっと大きいけれども)
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そして、ハイドパークという大きな公園には「ウィンターワンダーランド」なるイベントも開催されていました。ドイツのクリスマスマーケットや(ここでもドイツから。笑)、屋外スケートリンク、遊園地もあり、子供から大人まで楽しめます。入場料は無料で各アトラクションや飲食は有料。mulled wine(ホットワイン。ワインにシナモンなどのスパイスが入っていて、甘くておいしい)や、ホットシナモンアップル、ドイツ本場のソーセージを使ったホットドック、ベルギーワッフル、などがおいしかったです。
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屋外スケートリンクは、私はロンドン塔のスケートリンクに行きました。ロンドンの冬は色々なところでスケートが楽しめます。事前に予約していないと入場が難しい人気のスケートリンク(サマセットハウスなど)もあるので、ネットで予約しておいた方がよさそうです。
そして場所と時間によって値段も違いますが、大体£10~£15くらいで、シューズも貸してもらえます。一応一時間と決まっているけれども、だいたい1時間したら疲れるのでちょうどいいです。そしてそんなに大きくなかった。ぐるぐるみんな回って、だんだん目がまわる。。。。でも、ロンドン塔の夜のライトアップのもとでスケートをするのはとてもロマンチックでした。
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24日はクリスマスイブは、私の住んでいるところから1時間半くらいのところに住んでいる友達の家へ。テレビではクリスマス特番のようなものがあり、マライアキャリーが本当のお母さんと一緒に熱唱していました。お母さんオペラ歌手のように上手かった。それからチキンを焼こうとしたけれどもオーブンの使い方が分からず、しばらく料理の鉄人的番組を見つつ、結局チキンをあきらめ、タイ風ラーメンをこしらえ皆で食べました。帰りの電車は11時半くらいをネットで調べていたのに、駅に言ってみると、ストライキでもう終了。(絶対イブに働きたくないだけだと思う。)一応最終バスから2つ前にのったが、直通ではないので、乗り換え。25日はクリスマスの為、ロンドンの交通機関は全面ストップと聞いていたので、ハラハラ。11時55分くらいに乗り換えるバスを捕まえたのに、1歩の差でドアを閉められた。。。。。しかし結局その後、もう1回乗り換えて無事に家にたどり着きました。バスの運転手ももう12時を回っていたので、早く帰りたいのか運転が相当乱暴で、お客さんを待ったりせず、泊まるときも急停止し、スピードも出て、ちょっと怖かった。みなさん、クリスマスイブの夜遅くにバスを使おうというときは気をつけてください!!

そして、交通機関が全部ストップしている25日クリスマス当日。もしかしたら町の中心は観光客とかいるだろうから、ちょっと違うかもしれないけれども、私が住んでいるところは、静かでした。といっても、明らかにキリスト教ではない人が経営している24時間コンビニはこの日も営業していた。すごい!!
私はこの日、アジア人の友達数人とクリスマスパーティーをしました。ネットでイギリス料理のレシピを探して、それを出来る限り忠実に再現するというもの。(材料は前日の24日にスーパーで購入。前日もお店はちょっと早く閉まった)エビのカクテルサラダ(ソースにアプリコットジャムを入れるのが新鮮だった)、チキンとジャガイモのグリル(フェンネルというセリ科の野菜もクリスマス料理に登場するとのことでグリルしたらけっこうおいしかった)、そしてmulled wine(スパイスのもとを買ってワインに混ぜるだけ)の3品に挑戦。簡単で美味しかった。そしてフランスから輸入されたチーズとワインとクラッカーなどでクリスマスパーティーは終わったのでした。結局ここのイギリス人達はどのようにすごしているのかよくわからず。日本のお正月のように家族があつまって、伝統料理を食べる、というのはだいたいわかるけれども。クリスマスシーズンだけ田舎のイギリス人家庭にホームステイするというものもあるみたいなので、興味がある方は利用してみると本場のクリスマス料理が楽しめると思います。(たぶん。。。)

26日はボクシングデーという初売り。私は目当てのキャスキッドソンに行って、予定外の物までついつい買ってしまいました。お客さんは普段と変わらないくらい。セール初日なのに!30%くらい安くなっていたかな。でももともとの値段が日本の半額以下なので、すごく満足です。他のお店も行きたかったけれども、この日もストライキという名目で(絶対、単に働きたくないだけだと思う!)地下鉄は動かず、多くの人がバスを利用し、何本もバスに乗れず、泣く泣く帰宅。みんなどれくらい本気でセールに走るのか確かめたかった。。。ハロッズなど有名デパートは27日からというところもあるみたいです。

明日27日から1月6日までスペインに1人旅しますので、しばらくブログはお休みですが、またその旅行記も追ってアップします。お楽しみに。
皆様、2010年夏よりこのブログを見てくださって、沢山の応援コメントを頂き、ありがとうございました。
また来年もどれくらいブログを更新できるかわかりませんが、ロンドンでの生活を伝えることができればと思ってますので、よろしくお願いいたします。
よいお年を~
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コメント

イギリス人はクリスマスに何をするか

料理は詰め物をした七面鳥と芽キャベツ・人参・じゃがいものロースト、何ヶ月も前から仕込んだ濃厚なクリスマスプディング(蒸したパウンドケーキのようなもの)、その他太るもの全て。家族全員でお馬鹿なとんがり防止をかぶり、クラッカー(爆竹?)で遊びます。中にジョークが書いてある紙が入っていて、それを音読します。ジョークは面白くないのですがみんなお酒が回っているので大笑いします。
……そんなところでしょうか。
そして家族関係ストレスがたまり、悲劇が起こります。
……そんなところでしょうか。
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