スペイン旅行記⑤ 12/31-1/1 マドリッド年越し

*****大学は2月7日からですが、現在前期の試験期間中です。試験の様子はまた後日upしようと思います。

12/31は朝10時ごろからプラド美術館へ。
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予想以上に大きいプラド美術館。ロンドンの美術館はだいたい無料だし、結構適当に入れるけれど、プラド美術館はそれに比べて厳しかった。まずチケット売り場のおばちゃんが厳しい。一般8ユーロ、学生4ユーロだったので、私が大学の学生証(写真つき)を提示したがパスポートなどのIDも合わせて提示する必要があるとのことで、ぶっきらぼうに「オチョ!(8というスペイン語)」と言われた。なんだか有罪判決が下されたように怖かった。。。そして大きな荷物やコートは預けなければならず(コートのクロークは途中で満杯になって、持って入ってもよかった。)空港のチェックのように荷物もチェックされた。
さて、プラド美術館の私の中のメインはゴヤの「裸のマハ」と「着衣のマハ」。もっとなまめかしいかと思いきや、頭と体と全体的なアンバランスさがなんとも奇妙であった。二つの絵を比べられるように展示されていた。そして、もちろん、ベラスケスの「ラスメニーナス」、ゴヤの「1808年5月3日,プリンシペ・ピオの丘で銃殺」を始め、エルグレコ、カラバッジョ、スルバラン、ムリーリョなど見ごたえがあった。(しかしなんども言うようですが、イギリスではこのような偉大な絵画を無料開放しているのは本当にすごい。)ルノワール展があったが、別料金かつ、大みそかの為2時には全員美術館を締め出されたので結局見なかった。
その後、ボカディージョ・デ・カラマレス(イカのフライをフランスパンで挟んだサンドウィッチ)を食べ、マドリッド王宮へ。小雨の天気に、年末の為休館とあり、外からだけ眺めた。でも公園は綺麗だったなあ。

バネッサの家に戻り、ガールズ(まだまだガールズです!)2人でお化粧をしつつ、年越し後に行くクラブにて絶対に流れるであろうメジャーラテンミュージック及びそのダンスをレクチャーしてもらった。10年ほど前によく聞いていたチョコラテというウルグアイのバンドの「マジョネサ(マヨネーズ)」という大好きな一曲がまだ時々ではあるもののかかるらしいことがわかり、かなり嬉しかった。そういえばロンドンで通っている大学内にあるバーでも一度かかったなあ。

年越しはマドリッドの中心地にある広場、プエルタ・デル・ソルへ。バネッサも初めてだったらしく気合いを入れて夜9時に到着。かなり込み合うと予想していた。が、、、3時間も前だったのでまだ人はちらほら。座るところもないので、バネッサお手製のサンドウィッチをほおばる。まだまだ時間があったので、バーガーキングへ。店はほとんど閉まっており、近くではそこくらいしか開いていなかった。そして普段よりもずいぶん高い値段(普通のセットで12ユーロとか)に設定してあるにも関わらず、かなりにぎわっていた。ああ、バーガーキングに10ユーロ以上払うのは相当悔しい。何か食べてくればよかった~。そしてまだまだ待ちました。バネッサが2011年になったら飲む用に準備したサングリアも反対を押し切って少し飲んだし。10時半くらいになると、だんだん人が多くなってきて、カラフルなかつらや、大きな眼鏡や、バニーの耳や、光る指輪や、ぶどうを許可なく売る人達も現れた。周りの人たちが、虹色モヒカンかつらやらをかぶっているのに触発され、私も大好きな色、オレンジのロングヘアーかつらを購入。事前にお店で買うとだいたい3.5ユーロくらいだったけど、今回は5ユーロとのこと。「まけてよ~」といってみたが、売ってるおじさんも「自分も大みそかに働いているし、警察がきたらつかまるリスクをしょって売ってるし、自分にも家族があるから値下げできない」と言われた。そこまで言われると、まあ、いっかという気分に私はなったが、バネッサは容赦なかった。笑。「おっちゃん、まけてや、おっちゃんもこのかつらが売れた方がいいやんか~(あえて大阪弁にしてみたが、バネッサは別に大阪弁ではない)」と食い下がり、結局5ユーロを4ユーロにまけてもらった。さて、似合っているかどうかはべつにして、このパンキーなオレンジかつらをつけ、のこり45分ほど。
この広場のメインは時計台で、0時になると、金がなるのをみな待っている。その反対側のホテルからはテレビカメラがスタンバイしており、テレビでおなじみの有名人達がドレスアップして時折姿を見せたは、広場で待っている私たちに手を振っていた。そのたびにワ~という歓声がおこったが、私は誰もしらないので、大して盛り上がらなかった。バネッサは今の有名人は誰か、とかあのカメラはどこのテレビ局か、など周りの人達と話したり、パーティー道具を借りて写真をとったりして時間をつぶした。
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そうそう、0時になるとしなければならない決まりがあるというので、なんどもバネッサと入念な確認を行った。
①時計台の鐘がカランコロンと下に落ちる(実際に落ちるの見えない。。。)
②4回大きな鐘がなる
③そのあとで12回鐘がディンドンなるので、それに合わせてブドウを食べる。
よく、②の段階で間違えてブドウを食べてしまう人がいるらしい。

バネッサはちゃんと種なしブドウを用意してくれていたので、周りの人から羨ましがられた。(って、あんたたち、毎年やってないのか?)そして、12つぶのブドウ入り缶づめなるものもあり、これはかなりメジャーだった。「小さいからすぐたべられるし、ラクだからね」っとモヒカンかつらのおばちゃんが言っていた。
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11時50分ごろになると、周りはもう大騒ぎになりつつあった。意味なくみんな何かしら叫んだり、とび跳ねたり。そして0時!!(カウントダウンはない)
鐘がカランコロン、ドンドン、そしてディンドンと鳴り始めた。私は動画を取ろうと必死で(動画をとっている場合ではなかった。結局ブレすぎてみられなかったし)大粒のブドウが口いっぱいに。。。12回鐘が鳴り終わると、私は4粒残っていた。。バネッサは毎年のトレーニングの成果により全て食べていた。

あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします!
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やっぱり日本の年越しの方が好きだ。1年を振り返って、気持ちを新たに新年を迎える日本の正月が。ここでは全くそんなものはない!
誰かがシャンパンを振って開け、そこらじゅうにまきちらし、コートはべたべたに。みんなますます避けんだりとび跳ねたりしている中で、さっきちょびっと飲んだサングリアを全て飲みきるべくコップに注いだ。(結局私はあまり飲めないのでバネッサが1人で飲んでいたが)。みんな歌いながら踊ったり叫んだり。中には私のオレンジかつらをひっぱってチノと叫ぶ輩も。
その流れで近くにいた10人ほどの団体がパーティーに誘ってくれたが、すでにバネッサがパーティーを予約してくれていたので、丁重に断った。

2011年パーティーは午前2時~午前7時まで。その会場にいく途中で2人ともどうしてもトイレに行きたくなった。が、お店はほとんど開いていない。近くの暗闇に等身大の人形がならぶベレン(キリスト誕生ストーリーを表した箱庭的人形)を発見し、そのカガネにまじって用を足したらあまり目立たないのではないか、と2人で真剣に悩んだほどだった。バチがあたりそうだけど。幸運にも今から店を開く高級レストランを発見し、「かなり緊急なのでトイレ貸してください」と恥を承知で借りた。
会場には、20代前半~30代後半の男女が入場するのに列をつくっていた。ドレスコードがあるので、女性はもちろん寒くてもドレス。男性はスーツ。どこの国でも男性のスーツはちゃんとした人に「見える」から油断ならない。入場料は50ユーロで飲み放題+パーティーグッズ。グッズの中身は、マラカス、ハット、目だけカバーしている仮面(これは紙でできててちゃちい)、ピロピロ笛、音のしないクラッカー、ドラキュラの牙、そしてレイ。みんなそれを装着し、バネッサの友達数人と合流して、いざ会場へ。外は電飾でクリスマス風の飾り、中はちょっとおしゃれなバーを今日だけクラブにした、という感じであった。そしてもちろんラテンソングのオンパレード。いまだにダビッドビスバルが流れていたので私でも少しはついていけた。あとはシャキーラとか。最近のラテンミュージシャンは全然しらなかったけれど、全員で歌い踊り、すぐに朝になった。
飲み放題といっても、みんなコカコーラにジンを混ぜたものが主流であった。(コーラにカフェインが入っているなんて知らなかったよ。。。)
パーティーに絶対1人はいる、1人で来てそうなのに超陽気な人もいた。2011年の眼鏡をずっとかけたままだった。朝になるにつれ、だんだん超酔っ払い組と素面組が分かれてきたところで、会場を後にした。

帰りの地下鉄では、もちろんクレイジーな人だらけで、模倣地帯と化していた。若者は、車内で酒を飲み飲みタバコを吸うし、地下鉄のガラスに落書きするし。怖くて注意できなかったし、注意するような雰囲気ではなかった。地下鉄の係員も今日はなんでもいっか、という感じだったし。電車を待つ間もみんな何かの歌を熱唱し、知らない人でも一緒に肩を組んで歌っていた。
新年のパーティーの後には、チュロスとホットチョコレートを食べるのが習慣らしく、チュロス屋には行列ができていた。なんとバネッサは2人だけなのに1ダースもチュロスを買い、午前7時半くらいにはかなりヘビーな「夜食」となったが、とてもおいしかった。

意外にも陽気ではないスペイン人達もやっぱり飲んだら陽気になるんだね。これはどこの国でもそうか。
久しぶりに朝まで起きていたので、もうぐったり。日がすでに昇った午前9時に就寝。
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